東洋医学的アプローチで変わる“毎月のつらさ

〜東洋医学的アプローチで変わる“毎月のつらさ”〜

「生理前になるとイライラして家族に当たってしまう」
「生理初日は鎮痛薬が手放せない」
「月の半分は、心も体もどんよりしている…」

そんな生理痛・PMS(月経前症候群)の悩み、
“仕方のないこと”とあきらめていませんか?

東洋医学では、これらの症状を「体のバランスの乱れが現れたサイン」として捉えます。
今回は、生理トラブルの原因と、当院での東洋医学的アプローチをご紹介します。


◆ 生理痛・PMSとは?(西洋医学的な見方)

  • 生理痛(機能性月経困難症)
     → 子宮を収縮させる物質(プロスタグランジン)が過剰に分泌され、下腹部痛・腰痛・吐き気・頭痛などを起こす

  • PMS(月経前症候群)
     → 排卵後〜月経開始前の約2週間に起こる、心身のさまざまな不調
      例:情緒不安定・イライラ・むくみ・眠気・食欲増加・肌荒れなど

原因は、ホルモンバランスの急激な変動や、自律神経の乱れ、ストレスなどが挙げられます。


◆ 東洋医学ではどう見る?「血」と「気」の巡りがカギ

東洋医学では、生理は「血(けつ)」の流れと密接に関係しており、
その「血」の巡りをコントロールするのが「肝(かん)」の働きとされています。

よく見られるタイプ別の原因

  • 肝気鬱結タイプ(ストレス・イライラ型)
     → 情緒不安、怒りっぽさ、胸の張り、生理前の頭痛・吐き気など
     → 「気」の流れが滞り、血の巡りも悪くなる

  • 瘀血(おけつ)タイプ(血流が悪い)
     → 生理痛が強い、塊が出る、刺すような痛み、冷え・むくみがある
     → 子宮周辺の「血」が滞っている状態

  • 血虚タイプ(血が足りない)
     → 生理後に疲れやすい、眠れない、顔色が悪い、めまい
     → エネルギーや栄養不足による不調

このように、生理トラブルの“根本”は、体質の乱れや巡りの悪さにあります。
だからこそ、薬に頼りすぎず、整える力を高めていくことが大切なのです。


◆ 当院のアプローチ:ホルモンの波に寄り添う施術

当院では、「月のサイクルに合わせてケアする」ことを大切にしています。

▷ 鍼灸施術

・三陰交、関元、太衝、血海など、ホルモン・子宮・感情の調整に関わるツボを使用
・肝・脾・腎のバランスを整え、生理トラブルを根本からケアします

▷ 骨盤・お腹まわりの整体

・骨盤のゆがみを整え、子宮周辺の血流・リンパの流れを改善
・腰痛やむくみ、生理中の冷え対策にも効果的です

▷ 体質と周期に合わせた生活アドバイス

・ストレス対策や食事、睡眠リズムの整え方を提案
・「冷えを避ける」「食べすぎない」「排出の流れをつくる」ことも大切です


◆ 患者さまの声

「20年以上、毎月生理がつらかったのに、今は薬を飲まなくても大丈夫な月が増えました」
「イライラと自己嫌悪がセットでしたが、自分の体と気持ちに余裕が出てきました」
(30代・女性)

生理やPMSは“体の変化”ではなく、“体の悲鳴”かもしれません。
正しいケアで、月に一度のつらさは、月に一度のリセットのチャンスに変わっていきます。


◆ 最後に:我慢しないで、整えるという選択を

「生理は我慢するもの」「誰でもつらいから仕方ない」
そんなふうに思ってきた方こそ、ぜひ体の声に耳を傾けてみてください。

当院では、一人ひとりの体質や生活スタイルに合わせたケアで、
“毎月のつらさ”を“自然な変化”へと導くお手伝いをしています。

こころね整体院