眠れない夜がつらいあなたへ

眠れない夜がつらいあなたへ

〜不眠症の原因と、鍼灸・整体でできること〜

「寝つきが悪い」「夜中に目が覚めてしまう」
「眠った気がしなくて、朝からだるい…」

そんな不眠症にお悩みの方が、当院にも多くいらっしゃいます。
薬に頼らず、体質から改善したいという方に、鍼灸と整体はとても相性の良い方法です。

今回は、不眠の原因を西洋医学・東洋医学の両面から解説し、
当院がどのような施術を行っているかをご紹介します。


◆ 西洋医学的に見る不眠の原因

不眠は、大きく分けて次の4タイプに分類されます:

  1. 入眠障害(寝つきが悪い)

  2. 中途覚醒(夜中に何度も目が覚める)

  3. 早朝覚醒(朝早く目が覚めてしまう)

  4. 熟眠障害(ぐっすり眠れない、疲れが取れない)

このような不眠の背景には、以下のような要因があります。

  • ストレス・緊張状態

  • 交感神経の過緊張(自律神経の乱れ)

  • ホルモンバランスの乱れ(更年期・月経前後)

  • 首や肩のこり、ストレートネックなどによる脳の血流低下

眠れない状態が続くと、日中の集中力低下・イライラ・慢性疲労・免疫力低下など、さまざまな不調を引き起こします。


◆ 東洋医学的に見る不眠の原因

東洋医学では、不眠は「五臓六腑のバランスの乱れ」や「気血の滞り」として捉えます。特に関係が深いのが以下のパターンです。

  • 心脾両虚(しんぴりょうきょ):心と脾の弱りで、眠りを維持するエネルギーが不足しているタイプ

  • 肝鬱化火(かんうつかか):ストレスで肝の気が高ぶり、頭が冴えて寝つけないタイプ

  • 腎陰虚(じんいんきょ):加齢や慢性疲労により、体の深部が冷えて眠りが浅いタイプ

その人の体質に合ったケアが必要であり、ただ「眠れない」だけではなく、体全体の状態を整えることが改善への近道です。


◆ 当院の不眠症への施術

当院では、不眠の原因を丁寧に見極め、体と心の両面からアプローチします。

▷ カウンセリングと体質チェック

・どの時間帯に眠れないか、眠りの質、生活習慣を丁寧にヒアリング
・首肩のこり、自律神経のバランス、舌や脈を見て東洋医学的な体質を判断

▷ 鍼灸治療

・「神門」「太衝」「三陰交」など、不眠に効果のあるツボを使用
・心身の緊張をやわらげ、自律神経を整えて深いリラックス状態に導きます

▷ 頭部・頸部の整体

・ストレートネックや首肩こりをやさしく調整し、脳への血流を改善
・頭蓋骨のゆがみや顎関節の緊張も、睡眠の質に大きく影響します

▷ 生活アドバイス

・眠る前のストレッチ、呼吸法、香りの活用などもご提案
・スマホや照明など、日常のちょっとした工夫で睡眠は変わります


◆ 最後に:眠りは「体と心のバロメーター」

「夜ぐっすり眠れるだけで、こんなに気持ちも体も楽になるんですね」
そんな感想を多くいただいています。

不眠は「歳のせい」「性格のせい」ではありません。
原因があって、ケアすれば変わります。

こころね整体院