女性の不調と“冷え”の深い関係

女性の不調と“冷え”の深い関係

〜冷えタイプ別・改善アプローチ〜

「冷えは万病のもと」とよく言われます。
実際、当院でも多くの女性が冷えを訴えています。

  • 手足が氷のように冷たい

  • お腹や腰が冷えて痛い

  • 体はほてるのに、足だけ冷たい

このように、一言で「冷え」と言っても、実はいくつかのタイプがあり、原因も対処法も異なります。

今回は、東洋医学の視点から冷えのタイプを分類し、それぞれに合った改善アプローチをご紹介します。


◆ なぜ女性は冷えやすい?

女性はもともと、筋肉量が少なく熱を生み出す力が弱いため、冷えを感じやすい傾向があります。
さらに、月経・妊娠・出産・更年期など、ホルモン変動の影響で「血(けつ)」や「気(き)」のバランスが崩れやすくなるため、冷えの症状も強く出やすいのです。

冷えは、肩こり・頭痛・腰痛・生理不順・不妊・メンタルの不調など、さまざまな症状の土台になります。


◆ 東洋医学で見る「冷え」5つのタイプ

【1】気虚タイプの冷え(エネルギー不足型)

  • 朝から疲れている

  • 寒さに弱い

  • お腹が冷えやすい、下痢しやすい

原因: 体を温めるエネルギー(気)が不足している状態


【2】血虚タイプの冷え(血不足型)

  • 顔色が青白く、唇が淡い

  • 手足が冷たい

  • めまい、不眠、抜け毛、生理が遅れる

原因: 血が不足して、全身に熱や栄養が行き届かない


【3】瘀血タイプの冷え(血行不良型)

  • 手足が冷えるのに、顔がほてる

  • 生理痛が強く、血に塊がある

  • 肩こり、肌のくすみ、シミが多い

原因: 血が滞り、末端まで温かさが届かない状態


【4】水滞タイプの冷え(むくみ型)

  • 下半身の冷えが強い

  • むくみやすい、体が重だるい

  • 雨の日や梅雨に不調が出やすい

原因: 体内の余分な水分が排出されず、冷えや湿気をためこんでいる状態


【5】陽虚タイプの冷え(慢性・根深い冷え)

  • 冷えが慢性的で、温めてもすぐ冷える

  • 腰や下腹が特に冷える

  • トイレが近い、精力・活力が低下している

原因: 体の根本的な温める力「腎陽」が弱っている


◆ 当院の施術:体質別・冷えケアのポイント

冷えを根本から改善するには、「温めるだけ」では不十分。
あなたの体質に合ったアプローチが必要です。

当院では以下のようなケアを行っています。

▶ 鍼灸施術

  • 気・血・水のバランスを整える

  • 冷えの原因に合わせてツボを選定

  • 自律神経の安定にも効果的

▶ 整体(骨盤・背骨・頭蓋調整)

  • 姿勢・骨格のゆがみを整え、巡りをよくする

  • 血流とリンパの流れをスムーズに

▶ 生活習慣アドバイス

  • 食事・睡眠・入浴・運動を体質別にアドバイス

  • 温活グッズの活用法もお伝えします


◆ 冷えは体のサイン。無視せず、やさしく向き合う

冷えは、単なる「体質」ではなく、
あなたの体が出しているSOSのサインかもしれません。

「いつも冷えている」「それが当たり前」――そんな状態を放置せず、
体質を知って、できることから始めることで、不調の根本改善につながります。

当院では、あなたの体質に合わせたオーダーメイドのケアで、冷えを根本から整えていきます。
冷えに悩む方、ぜひ一度ご相談ください。

こころね整体院