その不調、「自律神経の乱れ」かもしれません

その不調、「自律神経の乱れ」かもしれません

〜イライラ、だるさ、不眠、肩こり…原因不明のつらさに対してできること〜

「検査では異常がないのに、なんとなくずっと体調が悪い」
「気分が落ち込みやすい、眠れない、疲れが取れない」
そんな方に共通しているのが、“自律神経の乱れ”です。

このブログでは、自律神経の役割と乱れによって起こる不調、
そして鍼灸・整体での改善アプローチについて、東西医学の視点から詳しくご紹介します。


◆ 自律神経とは?(西洋医学的視点)

自律神経とは、私たちの体の内側を24時間無意識にコントロールしてくれている神経です。

  • 交感神経:活動・緊張・ストレス時に働く(アクセル)

  • 副交感神経:休息・回復・リラックス時に働く(ブレーキ)

この2つのバランスが取れていることで、私たちは健康を保っています。
しかし、現代人はストレス・不規則な生活・過労・スマホ・人間関係などで交感神経が過剰に働き、慢性的な緊張状態に陥りがちです。


◆ 自律神経が乱れると起きやすい不調

  • 寝つけない・夜中に目が覚める(不眠)

  • 肩こり・首こり・頭痛

  • めまい・耳鳴り・動悸

  • 手足の冷え・汗の異常・胃腸の不調

  • 息苦しさ・呼吸が浅い・過呼吸

  • イライラ・不安感・集中力の低下

「なんとなく調子が悪い」「気持ちの問題かも」と思い込んでしまう方も多いですが、れっきとした身体のサインです。


◆ 東洋医学的に見る自律神経の乱れ

東洋医学では「自律神経の乱れ」という概念はありませんが、
同様の症状を「気血の巡り」「陰陽のバランス」「五臓六腑の働き」の乱れとしてとらえます。

よく見られる体質タイプ:

  • 肝気鬱結(かんきうっけつ)タイプ
     →ストレスで「肝」の気が滞り、イライラ・肩こり・不眠に

  • 心脾両虚(しんぴりょうきょ)タイプ
     →心と脾(胃腸)が弱り、疲れやすい・眠りが浅い・動悸が出やすい

  • 腎虚(じんきょ)タイプ
     →加齢や慢性疲労により、体の根本エネルギーが不足。冷え・めまい・不安感が出る

このように、東洋医学では全身をひとつのつながったシステムとして診るのが特徴です。


◆ 当院での自律神経ケア

自律神経の不調は、薬では根本的に改善しにくいこともあります。
当院では、身体全体のバランスを整えることで、自律神経が自然と働きやすい環境を作っていきます。

▷ 丁寧なカウンセリング

・症状だけでなく、生活習慣・睡眠・ストレス・気分の浮き沈みなどを詳しく伺います
・脈や舌を診て体質・内臓の状態を把握

▷ 鍼灸治療(自律神経を整えるツボ刺激)

・「神門」「太渓」「百会」「内関」など、副交感神経を高めるツボにアプローチ
・経絡の流れを整え、気血の巡りをスムーズに

▷ 頭蓋骨・首・骨盤の整体

・ストレートネックや猫背、顎関節のゆがみを調整することで、脳と自律神経への負担を軽減
・呼吸が深くなり、自然とリラックスできる体に

▷ 呼吸・習慣改善のアドバイス

・副交感神経を高める深呼吸法、就寝前のルーティンの整え方、食習慣の見直しなどもサポート


◆ 最後に:あなたの「つらさ」には、理由があります

「気のせいかも」「性格のせいかも」と、自分を責めてしまう方も少なくありません。
でも、自律神経の乱れは体のSOS。整えてあげることで、必ず楽になります。

当院では、薬に頼らず自然な方法で、あなた本来のリズムを取り戻すお手伝いをしています。

こころね整体院