不眠の原因とは?脳の熱と西洋医学的視点から考える
現代社会では、不眠に悩む方が増えています。寝つきが悪い、途中で目が覚める、熟睡できないなどの症状が続くと、日中のパフォーマンス低下やストレスの増加につながります。ここでは、西洋医学的な観点とともに、東洋医学の視点から「脳の熱の逃げ道がなくなったこと」が不眠の原因となる理由を解説します。
西洋医学的に考えられる不眠の原因
1. 自律神経の乱れ
交感神経(活動モード)が優位なままだと、寝つきが悪くなったり途中で目が覚めたりします。ストレスや生活習慣の乱れが原因となります。
2. メラトニンの分泌不足
睡眠ホルモンであるメラトニンは、夜に増えて眠気を促します。スマホやパソコンのブルーライトを浴びることで分泌が減少し、不眠の原因となります。
3. 血糖値の乱れ
食生活の乱れにより血糖値が急激に上下すると、夜間に低血糖状態となり、目が覚めやすくなります。
4. ホルモンバランスの変化
特に女性は更年期や生理周期によってホルモンが変動し、不眠を引き起こしやすくなります。
5. 生活習慣や環境
寝る直前のカフェイン摂取、寝室の温度や湿度、騒音などが影響し、不眠につながります。
東洋医学的視点:「脳の熱の逃げ道がなくなる」ことが不眠の原因に
東洋医学では、脳が興奮しすぎると「熱」がこもり、眠れなくなると考えます。本来、脳の熱は全身の血流によって分散されますが、以下の理由で滞ると不眠の原因になります。
1. 頭部の血流不足
肩こりや首の緊張により、脳から熱を逃がす血流が滞ることで、頭が冴えてしまい寝つきが悪くなります。
2. 自然なクールダウンができない
日中のストレスが溜まると、交感神経が過剰に働き、リラックスして体温を下げることができなくなります。
3. 「陰(冷却)」が不足し、「陽(熱)」が過剰になる
水分不足や栄養バランスの偏りにより、体を冷ます働きが弱まり、熱がこもりやすくなります。
4. 足元の冷えによる熱のこもり
足が冷えていると、熱が上から下へと移動しにくくなり、脳に熱がこもりやすくなります。
まとめ
不眠は、自律神経の乱れやホルモンバランスの影響だけでなく、東洋医学的には「脳の熱の逃げ道がなくなること」も大きな要因となります。次回のブログでは、不眠を改善するための具体的なケア方法についてご紹介します。
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